2016年12月29日木曜日

BootcampのMacとWindowsの共有領域としてのexFATは便利

BootcampのMacとWindowsの共有領域としてのexFATは便利である。
ここにMacとWindowsで共通して使うアプリのデータの置き場にする。
いまつかっているのは。

1Password - Mac版ではver 6、Windows版ではver 4であるが、同じデータを両方のバージョンからアクセスできる。

Logophile - Mac版とWindows版の両方から同一の辞書データを参照できる。辞書データは容量が大きいので助かる。

Mendeley - 文献管理ソフトだが、これもMac版とWindows版の両方のデータをここへおける。

Dropboxのフォルダをリムーバルディスク上に設置する方法

CドライブがDropboxの同期フォルダで容量不足になるのを回避する方法としてネット上には多くの同じ話題でこの方法が記載されている。Windows上でリムーバルメディア上に同期フォルダを置くとすると『このフォルダは取り外し可能なメディア上に保管されています』とのエラーが出る。さらに筆者の場合は下記の事情があった。

  • MacbookでMac OS (10.10)とWindows 7をBootcampを用いて共存させている。
  • 両OSの共有フォルダとしては128GBのSDXCカードを用い、両OSから読み書き可能なexFATでフォーマットしている。
  • 両OSそれぞれの起動ドライブ上に同期フォルダを置くとただでさえ少ないMacbookのSSDの容量を2倍消費してしまう。exFATでフォーマットしたリムーバルメディア上にDropboxの同期フォルダを置くことで容量を節約できる。
  • クラウドの同期サービスとしては、今までDropbox、OneDrive、Googleを用いたがDropboxが最も使いやすい。Googleは不安定、OneDriveはMacではHFS+、WindowsではNTFS上にしか同期フォルダを置けず、exFATのリムーバルメディア上に同期フォルダを置く方法は難易度が高い。
Dropboxのフォルダをリムーバルディスク上に設置する方法は次の通り。

  1. Dropboxの同期を一時停止する。
  2. Dropboxの同期フォルダを削除する。デフォルトでは『C:\Users\ユーザー名\Dropbox』
  3. Dropboxの同期フォルダを置きたいリムーバブルメディアの直下に「Dropbox」というフォルダを作る。
  4. コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げる。(検索ウィンドウでcmdをタイプし、表示されるアイコンを右クリックすると「管理者権限で実行」とのメニューが表示される。)
  5. コマンドプロンプト上で、2で同期フォルダを削除したディレクトリへ移動する。通常は『cd C:\Users\ユーザー名\
  6. シンボリックリンクを作成する。例えば、『mklink /d Dropbox d:\Dropbox』(dドライブがリムーバブルメディアとなっている場合)
  7. dropboxの同期を再開する。
  8. 同期が再開されるとシンボリックリンクのアイコンに同期マークが出るが、プロパティを見るとショートカットと表示されているはず。